推移と統計

①、交通事故の推移から

年々、増加する交通事故。
特に人身事故に限っていうと、長期的な推移から昭和20年代後半から40年代半ばごろまではかなり死傷者数が著しく増大していたんだそうです。
でも、これは急速に車社会化に変化したのに対し、道路整備,信号機,道路標識等の施設が整っていなかったせいなんです。
交通社会の変化に対する人々の意識が遅れているのが原因なんでしょうね。
ただ、交通事故死者数は、平成5年以降、再び減少してきたんです。
しかし、交通事故発生件数は、増加しているんです。
そして、交通事故により24時間以内に亡くなられた方はそのうち65歳以上の方が50%あまりを占めています。これはかなり、深刻な問題です。
死者数は減少しているのには原因があります。
なんでも、エアバッグやABSなど車の安全装備が普及したお陰なんだそうです。
事故は多いので被害者,加害者とも厳しい生活を送っているんですね。
あの時、シートベルトを着用していれば命は助かったかもという事故も少なくないです。だから、交通安全を常に心がけることが必要なのです。ただもしものことは誰にでも起こりうる話です。何かあってからでは問題は大きくなっていきます。一度交通事故問題を知る弁護士などして何らかの対策を事前に講じることは必要かもしれません。

②、交通事故は統計上どこで起きるか

交通事故で年間何千人もの人が命を落としています。近年では交通事故の取締りが厳しくなったこともあり、交通事故が少なくなる傾向であるとは言えまだまだ尊い命をなくしている人が多いのが実情です。統計上交差点で起きる事故が圧倒的に多いです。特に大きい車の死角でバイクが隙間から出てきたところ右折する車と衝突というケースや、左折で二輪を巻き込むケース。狭い道路から大きい道路に出てくるような交差点も危険が潜んでいます。直線だけの道路で交通事故を起こすことはほとんどありません。よそ見をしていたりしない限り事故にならないからです。交差点の場合は直線する車や、右折を待っている車などいろいろな方向に行く車があるので事故が起きやすくなるのです。右直事故の場合直線の車は普通のスピードで交差点に入ってくるので、大きな事故になりやすいのです。とにかくスピードが出ていれば、比例して死亡事故が多くなります。くれぐれも交差点は気をつけましょう。